私が仮面ライダーだ笑

サブブログです。アメブロの方同様に気ままに書いていきます。

第3話 何故彼女は戦えるのか

 私たちが建物の中に入ると、既にとまりんが推理を披露しようとしているところだった。
「ロイミュードは左手で銃を操った。つまりソイツは・・・・・・・」
とまりんの推理イメージパネル・・・・・・ロジックパネルとしようか。
「つまり、そこにいる戸田川直樹は本物」
そのロジックパネルを剛くんが、木の杓子で叩き落とすのは知ってたけど、実際見るとシュールだな。
「ロイミュードとは別人さ」
1枚2枚と落とされていき、
「ちょ、ちょ、ちょっと待てよお前・・・・・・・」
剛くんにとまりんがトップギアの話をしている間に、私はとりあえずバンドの方へ
ハンカチで拾う。
「あ、君は!!」
「どうも」
 ゲンさんもロイミュードの仕業じゃないと知って、かなり動揺してるね。
 いや、私がいるのに驚いたのかな?
剛くんはとまりんの制止を聞かず最終的にはすべてのロジックパネルは、叩き落とされた訳だけど
「アイツが憎かったァァァァァ」
「わかってるから耳元で叫ぶな。」
 よりにもよって、人が近くにいるときに叫ぶ奴があるか、耳が痛い。
本当にただの怨恨事件だとわかったゲンさんは、その場にへなへなと座り込んでしまう。
 まぁ、ロイミュードが犯人っていうのは間違ってないんだけどね。
「人間が重加速を使うっていうのが、今回の事件のポイント」
 剛くんが種明かしをしている間も、とまりんはロジックのパネルを拾って歩いてる。
カワイソウなので、手伝ってあげることにした。
触れるかわかんないけどね。
「手伝うよ。」
「君は・・・・・・確か瀬戸内凛って言ったか。」
「凛でいいよ。年は大して変わらないし。」
「そっかじゃあ、凛。ありがとう」
 なんでここに居るんだとか突っ込まれなかったけど、いいのかな?
とはいえ、枚数的には少なかったし、結果的には私の手伝いは不要だったけど・・・・・・私も拾えたって

ことはとまりんの謎特技説か。

 拾い終わったと同時に、剛くんが出したのはガンマンの写真。
その写真を見たとまりんは、驚愕というよりは引いたかのような表情というべきか
「ウソ!? なんで人間態の写真まで持ってるのお前。」
 ま、ショックだったのかな? ロジックパネル落としてたし。
 そういえば、結局私があの時の仮面ライダーだって、とまりんに言えてないな。
剛くんはうすうす感づいてそうだけど。

 その時、本物の重加速と外からの狙撃。
「凛!」
「平気。」
剛くん、とまりんの後を追って私も外へ。
「ガンマン!!」
「凛。大丈夫か」
「まぁね。」
 とまりんは近くに降りた私を気遣ってくれてるみたいだ。
っで、外に出たはいいけどガンマンよ。
何故私を狙うかな。
「凛!!」
とりあえず回避、移動しながら
「変身!!」
「フォームドライブ、タイプテクニック」
「行くよ、ドア銃!!」
「嘘だろ・・・・・・」
 そりゃ、とまりんもまだ変身してないし驚きますよね。
って、そんな場合じゃなかった。
「ハッ! ・・・・・・」
しばらくは応戦してたんだけど
「トライドロンまだ?」
 私のインパラートが来たってことは、場所がわかっているはずなのに、テレビ版より来るのが遅い
「とりあえず、応戦するんだ。私はトライドロンの位置を探る。」
「了解」
こうして、トライドロンが来るのを待つこと20分。
「ッ・・・・・・。あぁ、もう遅い!! とまりん! もう一度トライドロン呼んでみたら」
「お前あの時の?」
「返事は?」
「ハイ。」
 その10分後ようやくトライドロンが来て、とまりんはタイプスピードに変身。
ハンドル剣とドア銃で応戦。私は援護という形になった。
「日本の仮面ライダーは大したことないねえなぁ」
(そりゃ、マッハと比べられてもね。)
「あ、でもそっちの緑のはそこそこやるな。」
「そこそこかよ。」・「日本の?」
「あ、霧子さん」
“日本の”っていうのが引っかかってるとまりんの後ろに、霧子さんが現れたってことは初変身来るか。
「泊さん!」
「あ、え? 霧子?」
とまりんと霧子さんが互いに現状を説明している最中にドラムロール。
既に派手な気配・・・・・・。
呆れつつとまりん、霧子さんと共に上を見る。
「レディース&ジェントルメン」
「はぁ?」
やっぱりですか。ってか、ジャンプで鉄塔からビルの間を飛び越えられるって、もはや人間業じゃないよね。
体力ありすぎだし。
「イッツタイムフォースーパースターアクション。」
しかも、今まで普通に日本語で話してたのに、何故急に英語・・・・・・。
最後に見事ライドマッハーに乗り移った剛くんは、ここからが本番です。
既に派手だけどね。
「とりあえず、追いかけますか。アメージングサーカスもいるし。」
こうして剛くんを追った先にあったのは
古びたステージ。
そこにアメージングサーカスが装飾をして、昼間なのに夜の背景カーニバルの再現?
『えー!?』
「レースは俺の価値でいいよね? 仮面ライダードライブ。そして、瀬戸内凛。」
なんで私の名前知ってるんだ。
ってか、ほら、2人とも首かしげてるよ!!
私も知らなかったら多分「は?」 ってなってた。
「犯人の利き腕に気づいたのは中々だったけど、ギアが入るのが遅いんだもんな」
そりゃ、マッハと比べたらアカンとですよ。
「なんだと!」
「っというわけで、お楽しみは俺からだ。あ、あと凛ちゃんは約束通り俺のモノってことで」
「ははは、どこから突っ込めばいいかな?
ってか、呼び捨てなのかちゃん付けなのか統一しろ!」
「ど、どういうことですか、その人は一体。」

「俺が知るかよ!」
そりゃ、ドライブがもう一人、しかもプロトじゃないので居れば混乱しますよね~
混乱っていうか動揺?

「じゃあ、凛ちゃんって呼ぶよ。」
(まぁ、一応年上だし妥当なところか、違和感あるけど)
一段落着いたところで、剛くんの変身だ。
自慢そうな顔が悔しいけど可愛いな。
私も釣られて真似をしてみる。
『シグナルバイク ライダー。』
なにげ難しいんだよね、とまりんと剛くんの変身ポーズ。
まだ、アギトの方が・・・・・・。
でもやってみる。
上手くやれなかったら、あとで聞こう・・・・・・。